2017/05/08(月)
腰椎すべり症って知ってますか?
from…大津市 堅田の治療院より
小谷拓人
以前、腰椎分離症という疾患をご紹介しましたが
今日はその分離症から移行しやすい「すべり症」という
疾患についてご紹介していこうと思います。
腰椎すべり症とは?
その名の通り背骨の腰の部分が滑ってしまうことで起き
腰痛や痺れなどの症状を出してしまいます。
その原因としては大きく3つに分けられます。
1、分離すべり症
腰椎分離症から移行して起こるタイプで全体の20%ぐらいを占めています。
分離症から移行してくるので中高生など若い年代に多いです。
2、変形すべり症
分離症ではなく加齢による腰椎周辺の筋力低下や靭帯・関節の
緩みにより起こるものです。
中年以降の女性に圧倒的に多いのが特長です。
3、先天性すべり症
脊椎に生まれながらの形成不全があり起こるもので
成長期にすべりが出現しズレの具合も大きいのが特長です。
しかし、その頻度は稀なタイプになります。
その他、外傷や病気からなるものも稀にあります。
症状としては分離症とよく似ていてズレの具合から人それぞれです。
腰痛や下肢の痺れなどが現れてズレが酷くなると
脊柱管を圧迫し「間欠性跛行」がでる症例もあります。
いかがでしたか?
なんとなく想像はつきましたか?
このすべり症は日常ではそこまで多くないですが
なってしまうとなかなか厄介な疾患になるので
名前と分離症から移行してしまう事だけでも
覚えておいていただければと思います。
明日はもう少し詳しい事をお伝えしようと思います。
では、本日はこの辺で失礼します。
こちらの動画も合わせてご覧ください。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。