2018/03/16(金)
膝の変形はなぜ起こるのか?
カテゴリー:膝の痛み
from…大津市 堅田の整体院より
小谷拓人
今日も「膝の痛み」をテーマにやっていきます。
膝の痛みの原因とされるものに「変形性膝関節症」、通称:膝OAというものがあります。
皆さんも身内や知り合いの方の中に1人はおられて、実際に見たことがある方も多いと思います。
僕も父方の祖母がこの膝OAで両足手術しました。
ではこの膝関節の変形はなぜ起こるかご存知でしょうか?
「歳のせいでしょう?」と思っておられるなら、それはは「大きな間違い」です。
最近では65歳以下の方でもこの膝の変形が多くなってきており、問題になっています。
膝はなぜ変形してしまうの?
関節の変形は関節を構成する関節面という場所で起こってきます。
普段この関節面に正しく力が加わっている状態では変形は起きません。
しかし、姿勢や筋肉のバランスが崩れることにより、この関節面に加わる力の配分が乱れます。
すると、関節面の圧力がかかりすぎる部分は補強をし、その力に耐えようと面積を広げます。
その結果、「骨棘」というものができこれが変形になります。
この骨棘ができて変形になってしまうと、骨同士が本来の凹凸関係が崩れ動かしにくさや痛みなどの症状が出ます。
体は関節面にかかる荷重バランスを敏感に察知し、その荷重をなんとかしようとしているだけなんです。
その変形も進むとこの関節は動かすと危険だと思い、骨同士をくっつけて最悪動かなくしてしまいます。
「年をとる = 変形」 は間違い?
関節面にかかる荷重が正常なら変形は起こりません。
逆に言うと関節面にかかる荷重バランスがおかしいと、若くても変形が起こってきます。
事実、これはアメリカのデータですが、近年若い方で膝の手術を受ける例が3倍にもなっていると言われています。
いかがだったでしょうか?
関節の変形は膝に限らず他の関節でも同様の経緯でなり、体を守ろうとして整理現象なんです。
このことからも膝の痛みの原因が膝にはなく、膝に負担をかけている場所が他にあるということが、わかっていただけると思います。
そこを見つけて改善しない限り、痛み止めを打とうが軟骨成分を飲もうが変形は進行し痛みは改善できないでしょう。
なので今膝の痛みでお悩みの方は、早く本当の原因を探してください。
では本日はこの辺で失礼します。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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